【天皇の火葬】「何代も先のこともお考えに」皇室ジャーナリスト 久能靖氏
国民の大半が火葬にしている今の時代に沿うように、と火葬を希望された天皇、皇后両陛下のお考えは、常に誠実に国民のことを考えてこられた今までのなさりようと一致しており、延長線上にあるともいえる。財政的な国民負担を軽くするということだけでなく、国内外の人々が集まる葬場について、暑さ寒さ、豪雨や竜巻にも耐えるようにということや、環境を考えて、設営にあたっての樹木伐採をできるだけ控えることまで、本当にきめ細かく配慮されたことがよく分かる。