【江藤詩文の世界鉄道旅】ドイツ鉄道(2)優雅なはずの一等車で…いきなり始まった“どんちゃん騒ぎ”
真っ昼間の12時19分。シュトゥットガルト中央駅を定刻ぴったりに発車した列車が、12時37分にビーティヒハイム・ビッシンゲン駅を出発すると。静まり返っていた車内で、突然、調子っぱずれのピアニカが鳴り響いた。続いて携帯スピーカーから大音量で、重低音がずんどこ響くラップミュージック。ピアニカとまったく噛み合わず、お世辞にも音楽のセンスがよいとは思えない。
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