社会保障プログラム法案が審議入り 与党にも負担増先送り論 個別法案に影響も
消費税増税に伴う社会保障改革の実施スケジュールを定めた「社会保障制度改革プログラム法案」は1日、衆院本会議で趣旨説明と質疑が行われ審議入りした。ただ、70~74歳の医療費窓口負担増など、国民の「痛み」に直結する改革がめじろ押しの法案だけに、通す与党側にも本音では先送りしたい項目がずらりと並ぶ。国会審議を通じて与党が“条件闘争”を仕掛けた場合、玉突きが生じて全体の改革スケジュールに遅れが出る懸念も否定できない。