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1万人集客へ会議 ANTA、記念フォーラムへ一丸

1万人集客へ会議 ANTA、記念フォーラムへ一丸
一般社団法人全国旅行業協会(ANTA)が来年2月に和歌山県で開催する国内観光活性化フォーラムの概要が固まり、動員目標の1万人実現に向けて集客対策会議をこのほど大阪市内で開いた。近畿、東海、中国、四国を集中集客エリアとし、第10回の記念フォーラム成功へ一丸となって取り組むことを確認した。会議には、フォーラム実行委員長の川﨑糺副会長をはじめ近藤幸二、加藤正明両副会長が出席。4地域の支部長連絡会議長など代表者、フォーラムと同時開催の地旅博覧会を主催する全旅からも兒島武副社長や4地域の支店長が参加した。 フォーラムは2月11日、和歌山市の和歌山ビッグウェーブで開く。芥川賞作家の辻原登さんの記念講演、ANTAの二階俊博会長や和歌山県の仁坂吉伸知事、観光庁の久保成人長官、JATAの菊間潤吾会長らによるパネルディスカッションを予定している。 また、地旅博覧会は同日、隣接の和歌山ビッグホエールで開く。観光・物産ブースを多数設けるほか、ステージで伝統芸能の披露、著名な歌手や俳優のコンサートやトークショーなどを予定している。 対策会議の冒頭、川﨑実行委員長は「第10回記念ということで1万人の集客目標を掲げました。開催地域のみから重点的に集客する従来のやり方では達成がむずかしい。そこで、貸切バスを使って大量送客が見込める周辺地域も重点集客エリアとして設定させていただきました」と会議の主旨を説明した。 また、近藤副会長が企画、加藤副会長が集客を担当し、3副会長が分担してフォーラム成功を期すことも明らかにした。 集客および送客を担当する加藤副会長が議長に就き、具体策について話を詰めた。その中で加藤副会長は「これまでの会員、関係先だけを対象とするのではなく、一般参加者も募り1万人という数字にもっていかなくてはなりません。本部主導で集客しやすい環境づくりを整えたい」とし、意見を求めた。 近畿では、観光を学ぶ大学生をフォーラム、地旅博に送客する計画を持つ。「次世代育成の観点から学生にANTAの取り組みを学んでもらう機会としたい」(永野末光・近畿支部長連絡会議長)というもので、大型バス10台を上限に無料招待することが了承された。 一般募集、会員のバスについて1台当たり5―7万円程度を助成する方向でまとまった。今後は4地域19府県で個々の集客目標数値を出し、目標の1万人に向け下支えとなる「広域連合」(川﨑実行委員長)として連携を図る。 最後に、近藤副会長は「フォーラムを成功させる推進力がこの会議です」とし、引き続き協力を呼びかけた。
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