東京五輪へ―期待と決意の7年間(2) 訪日客増へ強い追い風
観光庁の久保成人長官は「訪日外国人旅行者数2千万人の高みを目指す日本の観光にとって強力な追い風」「プレ大会の開催や、外国人選手の日本各地でのトレーニングキャンプが行われる」と、五輪効果を予想。「官民一体となったオールジャパンの体制の下、国際的注目度を活かして日本の魅力を発信するとともに、訪日外国人の受入環境の整備を促進してまいります」としている。7年でできること
前回の東京五輪が開かれた1964年に発足したJNTO(日本政府観光局)。松山良一理事長は「あと7年あまり、東京が、日本がこれまでにも増して世界から注目を集め、魅力ある旅行の目的地として世界の皆様により具体的に意識していただくことが重要」とし「これまで以上に日本情報の海外への発信にまい進していく」。
全国旅行業協会(ANTA)の二階俊博会長は「我が国の将来を担う若人に夢と希望を与え、東日本大震災からの復興を加速し、元気な日本を取り戻すことができることを確信」とし、「これまで培ってこられた旅行業界の長年の経験と英知を結集して、世界のお客様を安全安心にお迎えできる快適な旅行環境づくりのため手を携えて頑張る時です」と呼びかけた。
日本旅行業協会(JATA)の菊間潤吾会長は、JATA旅博の開会あいさつで「前回の1964年は日本で海外旅行が自由化された年でもあります。そして来年、2014年は海外旅行自由化から50周年の記念の年です。旅が果たしてきた役割を考えながら2020年に向けて歩んでいきたい」。
まちには東京オリンピック決定を祝うボードも(都内で)
(トラベルニュースat 13年9月25日号)
→東京五輪へ―期待と決意の7年間(3) 日本のおもてなし真価問うに続く
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