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「奥飛騨には乗鞍がある」 奥飛騨温泉郷観光協会、冬のイベントPR/岐阜

「奥飛騨には乗鞍がある」 奥飛騨温泉郷観光協会、冬のイベントPR/岐阜
岐阜県高山市の一般社団法人奥飛騨温泉郷観光協会(沖本憲嗣会長=平湯館)はこのほど、大阪市淀川区の新大阪ワシントンホテルで観光プレゼンテーションを開いた。冬のイベントや来年に向けてのトレッキング情報をアピールした。平湯、福地、新平湯、栃尾、新穂高の5温泉からなる奥飛騨温泉郷。これから迎える冬こそ、山深い温泉郷の特徴が「雪と氷の芸術」となって表れ、温泉地ごとにイベントが行われる。 平湯温泉では2014年2月15―25日に「平湯大滝結氷まつり」を開催。打ち上げ花火、樽酒の振る舞いもある▽福地温泉では「青だるライトアップ」を14年3月下旬まで行う。2月中旬には氷の散歩道のライトアップも▽新平湯温泉は2月末まで「タルマかねこおりライトアップ」を実施▽栃尾温泉も2月下旬まで「冬のイルミネーション」を行う▽新穂高温泉では2月1―14日に「中尾かまくらまつり」を開き、餅つきなどを予定している。 また、2月7―16日には温泉郷各所に雪像が並ぶコンテストが行われ、5つの温泉地を連絡する冬期イベントバスが1月下旬から2月下旬にかけて運行する。料金は無料だが、2月中旬以降は500円。 沖本会長は「白銀の冬は、夏とは違った景色、風情です。ぜひ商品造成にいかしてください」と集まった旅行会社担当者にアピールした。 また「乗鞍岳ご来光見学バス」は夏期の見どころ。奥飛騨温泉郷を未明に出発し、標高2702メートルの乗鞍岳畳平まで上る。眼下の雲海越しに望む朝日は希少な体験で、今年の8月10―18日のお盆期間には1680人が乗車した。来夏も8―9月に運行される予定だ。運賃は往復で大人2500円。 グリーンシーズンでは、奥飛騨温泉郷を起点に行く「乗鞍山麓五色ヶ原ツアー」も今夏人気を集めた。滝や湿原、池をめぐる標高1350―1700メートルを歩く2コースがある。約8時間かけ、ガイドが同行する。関西地区では朝の情報テレビ番組で紹介され、問い合わせが一気に増えた。参加費は1人8800円。 高山市商工観光部の清水孝司部長は「富士山の世界文化遺産登録で登山が注目されている中で、うちには乗鞍があると訴えていきます」と話していた。
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