巨匠育った家、当時のまま　宮崎作品登場、画廊で再生

　アニメ映画監督宮崎駿さん（７２）が、太平洋戦争中の幼少期に疎開し暮らした宇都宮市の日本家屋が、今もほぼ当時のまま残る。公開中の作品「風立ちぬ」では、主人公堀越二郎の生家のモデルとなった。昨年２月、画廊に改装され、作品展示中は誰でも客として入ることができる。宮崎さんの引退を惜しむファンらでにぎわう名所にもなりそうだ。