旅行事業を推進―新経営陣に期待感 神姫しらさぎ会・総会
神姫バスグループ協定の宿泊・受入施設でつくる神姫しらさぎ会(岩﨑元孝会長=鳥取県三朝温泉・依山楼岩崎、334会員)はこのほど、兵庫県姫路市の姫路キャッスルグランヴィリオホテルで2013年度総会を開いた。5月の役員人事で新経営陣となってから初の総会で、今後の協力体制の強化を誓った。同グループでは、神姫バス社長に前・神姫観光ホールディングス社長だった長尾真氏が就任。同社前社長の上杉雅彦氏は会長に就くなど新しい経営体制がスタートした。
長尾社長は、同社社長7代目にして初めて旅行業界経験者ということで、あいさつでは「今までの社長以上に旅行業界に思い入れが強い」と強調。「新経営陣一丸で業績向上に努めたい」と意欲を語った。
12年度の旅行事業・観光バス事業の業績は、前年比約4%の減収。ツアーバス事故の影響を受けたものの、バスツアー事業の集客はここ3年で年々10%以上の伸びを見せるなど明るい兆しもある。長尾社長は「キラリと光るオリジナリティ溢れる旅行を提案していきたい」と語り、グループへの支援を呼びかけた。
総会には約150人が出席。岩﨑会長はあいさつで「経済、社会情勢などから国内旅行に目が向いている今ほど国内旅行に風が吹いている時はありません。チャンスを生かしましょう」と話し、新経営体制については「現場力ある体制になり、具体的な営業策への期待は大きい」とエールを送った。
今年度は講演会や個別商談会を開くほか、引き続き会員専用ウェブサイトの運営や増販キャンペーンなどに取り組む。
総会後は、姫路市ゆかりの戦国時代の名軍師、黒田官兵衛にスポットを当てた講演会を開催。14年のNHK大河ドラマの主人公で注目が集まる官兵衛とあって注目が集まった。