関西の学習旅行を誘致 長野県が説明会
一般社団法人信州・長野県観光協会と長野県はこのほど、大阪市内のホテルで学習旅行誘致説明会を開いた。長野県を来訪する学校数、児童・生徒数とも増加傾向にあり、関西地区からの誘致を強化している。長野県への学習旅行は2011年度、学校数で前年度比3.6%増の3141校で、児童・生徒数では同5.2%増の71万491人。このうち小学校は02年度の調査開始以来、最多を記録した。
説明会で、観光協会の塚田英雄専務理事は「教育旅行は大きな位置づけであり官民一体で取り組んでいます」。県観光部の野池明登部長は「関西から約9万人の教育旅行での送客があります。北陸新幹線が開通すればさらに可能性が広がります。雄大な自然を通して心を耕す一生の思い出になる体験を用意しています」とあいさつした。
このあとJR西日本営業本部の田村紀人副部長が、特急料金の割引や優先的な座席確保などのメリットがある連合体(計画輸送協力団体)など、修学旅行の取り組みについて解説した。