佐賀県は東京の30代女性に関心 情報発信・賞品開発PJを展開
佐賀県は首都圏の30代の女性をターゲットにした情報発信に力を入れる。企業やメディアとのコラボレーションにより、こうした層に届く情報発信、こうした層に受け入れられる新たな魅力の発見、商品やサービスの開発を進める。プロジェクト名は「ファクトリー サガ」。ポップアートのアンディ・ウォーホルのアトリエ名「ザ・ファクトリー」から拝借した。多数のアーティストが自由にアトリエに出入りし、コラボレーションによりアートを創作したことをプロジェクトへの期待に込めた。
まず目指すのは、生活のなかで佐賀県の魅力と触れる接点を作ることで、佐賀県が東京に住む30代の女性にとって「気になる存在」になること。30代女性はマーケットの流行をつくる存在として対象とした。これまで、あまり知られていない佐賀県に普段から関心を持ってもらうことで、県産品や観光の情報が届きやすくなる効果に期待する。
7月24日にはウェブサイト「ファクトリー サガ」を開設。コラボレーションに参加したい県内外の企業の募集を開始した。佐賀にある素材を使った新商品やサービスの開発、県外の技術やアイデアを使った魅力づくりを呼びかける。
秋には東京・南青山にプロデュースオフィスを新設する。4人の専任スタッフがウェブサイトに集まった情報を基に、コラボレーション先の開拓や交渉にあたる。
オフィスの開設は、コラボレーション第一弾として、リノベーションとういう提案で不動産に新たな価値を吹き込んでいる「東京R不動産」に依頼した。