JATA、13年度は「価値創造」と「地域貢献」
日本旅行業協会(JATA、1117会員、菊間潤吾会長=ワールド航空サービス)はこのほど、東京・大手町の経団連会館で2013年度総会を開き、12年度事業報告と決算、13年度事業計画と予算などを審議、承認した。13年度は重点デスティネーションを設定しての旅行需要喚起、日本・ASEAN友好40周年など周年記念観光の促進、地方発国際チャーターの促進などに取り組む。重点目的地としては米国、ハワイ、台湾、インド、トルコ、マレーシアなど日本との2国・地域間の旅行需要の喚起を図る。
また、6月に第一期分として23社を認証した「JATAツアーオペレーター品質認証制度」の周知と認証拡大に力を入れる。すでに13年度分の認証の受付を開始している。
菊間会長はあいさつで「旅行業界のプレゼンスを高めるには価値を創造するか、地域に貢献できるかにかかっている。旅の力で東北復興の手伝いを続けたい」とJATAの役割について話した。JATAでは12年度、東北観光支援の一環で「行こうよ東北」を実施。東北6県28コースに約1千人が参加した。