【家庭医が教える病気のはなし】(11)医師が知らないその後の患者
85歳の男性、2年前に妻に先立たれて1人暮らし。1人暮らしの老人というためか、保健師さんがわざわざ訪ねてくれて、いろいろ話を聞いてくれます。ついでに血圧まで測ってくれるのですが、やはり血圧が高いらしい。「妻が亡くなって血圧の薬はやめてしまった」と言うと、「もう一度医者にかかった方がいい」と言われました。毎月の生活はぎりぎりです。もし、「薬を飲みなさい」と言われたら、薬代をどうひねりだすか、ちょっと困ってます。
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