JTB旅ホ連西日本支部連が総会(2) JTBの方向性は
JTB協定旅館ホテル連盟西日本支部連合会の2013年度通常総会でのJTB西日本・高橋広行社長、JTB・大谷恭久取締役旅行事業本部長のあいさつは次の通り。JTB西日本・高橋広行社長
グループ全体の12年度決算は、売上総利益が前年比107%の2670億円、経常利益が同145%の185億円、最終当期利益は同257%の86億円で増収増益、利益目標を達成することができた。
国内旅行が前年比105%、海外旅行が110%で、長らく低迷していたエースを中心とした国内企画商品も前年を上回ることができた。大きな収穫だった。宿泊券も3500億円の目標が達成できそう。5年ぶりに目標を達成した。
2020年に向けて、ファーストステップとなる3カ年計画を立てた。国内ではシェア拡大に向けて全力を傾注していく。また世界発、世界着のマルチウェイの事業を展開し、アジアマーケットにおいて圧倒的なナンバー1の地位を確立する。
JTB・大谷恭久取締役旅行事業本部長
2020年には15―65歳の生産人口が8400万人から6300万人に減少すると推計されている。この減少を交流人口で補うため、(1)新たな価値の創造(2)訪日インバウンドを含めたグローバル戦略(3)交流文化事業の拡大で対応したい。
フランスは定住人口が6300万人に対し訪問者は7700万人、日本は1億人に対してわすか850万人に過ぎない。伸びしろがある。観光交流が成長戦略の軸になる。
13年は、国内にシフトするとみている。宿泊券の販売目標は3600億円とした。企画商品については付加価値の提案を強化し、るるぶウェブは夏からエクスペディアと提携する。着地型、地域交流については4月から観光戦略推進チームを発足した。宿泊の増売に貢献させたい。
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