10月「水燈路」など夏秋は新企画が充実 島根県松江市
島根県松江市から、一般社団法人松江観光協会の井上啓史さんと原正人さん、堀川遊覧管理事務所の小松原喜美子さん、松江フォーゲルパークの坂根良和さんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、10月に行われる「松江水燈路(すいとうろ)」などの観光情報を紹介した。秋の夜長に城下町松江を幻想的に灯す水燈路。これまでは9―10月の土日祝日の開催だったが、今年は出雲ならではの神在月10月1―31日全日に行うことが決まった。手づくりの行灯や屋台が並ぶ。期間中、松江城周辺のガイド付きツアーが新企画として実施されるほか、土日祝日には松江城の堀をめぐる堀川遊覧船の夜間運航も行われる。
また、堀川遊覧船は4月から「ぶらっとコース」を試験的に始めた。30分で堀川遊覧の魅力に触れてもらおうと導入したもので、旅行商品などでの利用を見込む。10人以上が対象で、料金は大人800円。地ビール館に隣接するふれあい広場から発着する。
市街から出雲大社方面へ向かう途中にある松江フォーゲルは4月に「だんだん花段」をオープンさせた。高さ3.5メートル、幅10メートルで、季節ごとに旬の花で彩る。園内の水車でひいた蕎麦を提供する不昧庵、一度に60人まで対応可能な華花ランチバイキングなど、昼食場所としても旅行会社へアピールしている。
そのほか松江歴史館では、夏休み期間に行われる「小泉八雲KAIDANの世界」、9月7―29日の「坂崎幸之助―THE ALFEE―ガラス・コレクション展」が開かれる。
出雲地方は現在、60年に一度の遷宮を迎えた出雲大社で賑わうが、夏から秋にかけても「新企画をご用意してお待ちしています。ぜひお越しください」と皆さん。
島根県松江市の皆さん