OECD観光統計フォーラム、14年に奈良で開催 アジアでは初
OECD(経済協力開発機構)とEurostat(EU統計局)が共催する「観光統計グローバルフォーラム」の第13回大会が2014年11月に奈良県で開かれることが決まった。アジアでは初開催となる。OECD日本政府代表部や観光庁を中心に誘致活動を行い、4月29日に日本での初開催が決定。開催地に選ばれた奈良は日本を代表する古都として世界遺産に登録、UNWTO(国連世界観光機関)アジア太平洋センターも設定されており、国際会議に適した地であるとして選定された。
同フォーラムは観光統計の国際的な発展、情報共有を図るため、1994年からほぼ隔年で開催されている国際会議。世界各国から幅広い分野の関係者が参加している。これまではすべて欧州で開かれていた。
日本での開催では、観光地域経済調査など地域に関わる観光統計分野での先進的な取り組みを主要トピックに取り上げる予定。フォーラムを14年の日本のOECD加盟50周年を記念する行事としても位置付け、期待される欧州やアジア太平洋地域などから多くの参加者に、日本の存在感と取り組みをアピールする。