世界で進む農地争奪戦 政権崩壊など社会不安の要因にも
世界銀行は毎年、土地と貧困に関する会議を開催しているが、今年4月に米ワシントンで行われた会合のテーマは土地管理の改善だった。開発途上国における不適切な農地管理が世界の安定を損なっており、世銀の資金もこれに拍車をかけているため、時宜を得たテーマだ。
近年、アジアやペルシャ湾岸の食料輸入国は食料価格の高騰や、国内での土地や水資源の不足を懸念して、国外で農地を取得している。欧米やアジアの民間投資家も...
日本の旅行をもっと面白くする