【紅と白 高杉晋作伝】関厚夫(210)雷電篇 駭然(六)
元治(げんじ)2(1865)年の3月はじめ(旧暦)、山口の醤油(しょうゆ)製造の老舗(しにせ)・萬代家の離れ「十朋亭(じっぽうてい)」。伊藤春輔(しゅんすけ)は“政府特使”として、年来の同志である大組(おおぐみ)士・佐世八十郎(させやそろう)とともに、晋作と対面していた。
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