【話の肖像画】茶道家・塩月弥栄子(95)(3)スキャンダルを乗り越えて
ふたりとも幼すぎたのです。お互いを思いやる心にも欠けていました。世間を騒がすことになるのは、分かっていたつもりです。ただ、4人の子供たちには、本当にかわいそうなことをしてしまいました。私はわがままな母親ですね。婚家にも、実家の両親にも迷惑を掛けてしまいました。子供たちに再会できたのは約4年後のことです。この間(子供が通う)学校を訪ね、その姿をひそかに見に行ったことは一度や二度ではありません。
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