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実はぜんぶ三重なんです 県が大阪で交流会/三重

実はぜんぶ三重なんです 県が大阪で交流会/三重
三重県(鈴木英敬知事)はこのほど、大阪市内のホテルで関西連携交流会を開いた。今秋の伊勢神宮式年遷宮に向けて、4月からスタートする県の新キャッチフレーズ「実はそれ、ぜんぶ三重なんです!」をテーマにトークセッションを行った。20年に一度行われる遷御は、内宮が10月2日、外宮が10月5日に行われる。今回の遷宮には過去最高の延べ1千万人の参拝客が見込まれ、三重県では首都圏や関西圏で観光客誘致をさらに強化する。 交流会で鈴木知事は「県大阪事務所を関西本部とします。所長をこれまでの課長職から部長職とし、新キャッチフレーズのもと営業を強化します」と話した。 トークセッションは、知事自らが司会を買って出て、伊勢神宮を核にした県内周遊ルートの確立に向けて、県内各市町の首長や担当者が魅力を訴えた。 地域色豊かな衣装でトークセッション 松尾芭蕉が生まれた伊賀市の岡本栄市長は「芭蕉は生涯に六回、伊勢にお参りしています。伊賀は京阪神からの通り道。元伊勢と呼ばれる神社もあり、伊賀牛や酒も美味い。芭蕉と伊勢の周遊ルートをアピールしていきます」。 大台町観光協会の岡本雄大さんは「神宮の素材を供給する木材のまちです。カヤックをはじめアウトドアアクティビティも豊富で、大台ヶ原まで行ける登山道が豪雨被害から7年ぶりに全通しました。山小屋も営業を再開しています。ぜひご利用ください」。 多気町の川原製茶ふれあいの館の川西澄信さんは「古くても新しい丹生(にう)から来ました。古い町並みの残るまちですが、地域の人たちが行灯を灯したり様々な取り組みをしています」。 紀北町観光協会の大野眞さんは「熊野古道の中でも、紀伊路は法皇のみち、伊勢路は庶民のみちと言われて、町内の馬越峠は、熊野古道で一番美しい石畳と言われています。遷宮に来たら足を延ばして歩いてみませんか」。 鳥羽市観光キャンペーンガール・三世代海女の中川早苗さん、静香さん親娘は「伊勢神宮から鳥羽はすぐです。海女小屋体験も人気で海の幸を味わえます。女性におすすめは、必ず願いを叶えてくれる石神さまです」。 また「御遷宮のこころに学ぶ」と題して特別講演を行った島根県神社庁の錦田剛志さんは今年、伊勢神宮と出雲大社で遷宮が行われることについて「前回は終戦直後の昭和28年に2つの遷宮が重なりました。そして今年また重なるのは、震災を経た必然なんです。日本人の誇り、美徳...新しい兆しが今年から始まるのです。神様の力が増せば人々も元気になります」。伊勢と出雲が連携して元気を発信していこうと呼びかけた。
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