【京都うまいものめぐり】卯sagiの一歩 静かでアットホーム、おいしい「おばんざい」
「おばんざい」といえば、昔から京都の家庭で作られ、日常的に食されてきた惣菜の総称というのが一般的なイメージだ。しかし、近年は高級料亭から大衆居酒屋まで「おふくろの味」として多種多様に提供されている感が強い。そうしたなか、本来の家庭料理を味わう雰囲気を大切にしながら、一見さんでも常連感覚でくつろげると人気を集めているのが、平安神宮にほど近いおばんざいカフェ「卯sagiの一歩」だ。実家を少しだけ改装し、1年ほど前にオープンしたばかりだが、有名店で修行した女将の“舌味”を生かした料理はもちろん、おしゃべりが大好きなキャラクターも受けて、じわじわ「常連さん」が増えている。