放鳥トキ、2年連続ひな誕生期待も…日中緊張で「近親交配」の懸念が現実化 環境省、4日緊急会議
新潟県佐渡市で放鳥したトキが繁殖期を迎え、14組が卵を温める「抱卵」に入った。昨年同期の倍以上で、昨年36年ぶりにひなが生まれたペアも含まれ、2年連続のひな誕生に期待がかかる。一方で14組のうち2組は同じ両親から生まれた兄妹。沖縄・尖閣諸島問題など日中間の緊張で中国からの新たなトキの提供がストップする中、「近親交配」による悪影響の懸念が現実のものになってきた。環境省は4日、兄妹ペアへの対応について専門家に意見を聞く緊急会議を開く。