大女将の褒章受章祝賀会　淡路島・ザ・サンプラザ／兵庫

昨年の秋の褒章で、多年にわたり旅館業務に精励した功績により「黄綬褒章」を受章した兵庫県淡路島の淡路インターナショナルホテル　ザ・サンプラザの大女将、樫本幸子さんの「受章祝賀会」が３月15日、同ホテルで開かれた。１６０人が祝いに駆けつけた。冒頭、幸子さんの半生を紹介する映像が流されたあと発起人代表で、仕入れ業者などでつくるＳＰ会会長の藤江武弘さんがあいさつ。「シーサイドホテル淡州（以前の屋号）のころからのつきあいだが、創業者で幸子さんのご主人・輝男さんが座頭市ショーで旅館を盛り上げておられたのを昨日のことのように覚えている。ますます繁盛されることを祈っている」と語った。 続いて衆議院議員で現在内閣府副大臣を務める西村康稔さんのビデオレターが流され「さらなる魅力ある淡路島をつくっていってほしい」とエールを送った。洲本市市長の竹内通弘さんは「輝男さんのユニークな経営を支えた幸子さんがおられて現在がある」。兵庫県議会議員の浜田知昭さんは「幸子さんの包容力で家族、ザ・サンプラザ、そして洲本、淡路の進展に努めてほしい」。八浄寺名誉住職・大僧正の岩坪真弘さんからは「淡路の七福人霊場めぐりが淡路の冬の観光先として定着したのは輝男さんと幸子さんのご支援があったからこそ」とそれぞれ祝辞を述べた。 これらエールに対して幸子さんは「今回の受章は主人のおかげでいただいたもので、多くの人に支えられてきた結果です。これからも当ホテルへのご支援をお願いします」と謝辞を述べた。 このあと兵庫県旅館ホテル生活衛生同業組合理事長の奥田眞さん（有馬・月光園）が乾杯の音頭を取り、宴に入った。