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ミュージアムがいい 新商業施設KITTEで内覧会

ミュージアムがいい 新商業施設KITTEで内覧会
JPタワー(東京駅前)の商業施設「KITTE」(キッテ)が3月21日にオープンする。18日にはメディアを対象にした内覧会が行われ、東京駅に直結する地下1階から地上6階の各フロアが公開された。KITTEにはファッションや雑貨、レストランなど98のショップが入り、地階には外国人旅行者や駐在員のための観光情報センター「東京シティアイ」が開設される。シティアイでは英語、中国語、韓国語に対応し、観光やビジネスの案内、宿泊予約や乗車券の手配も行う。 館内は1階から6階まで貫く広々とした三角形の吹き抜けが印象的。中央のアトリウムには福島県三春町の滝桜をスケッチした大きな絵画が吊るされていた。 人気になりそうなのが2、3階の一角を占めるミュージアム「インターメディアテク」。展示スペースは、名建築とうたわれた旧東京中央郵便局舎の内部を保存、改修したもので、日本郵便と東京大学総合研究博物館が共同で運営する。 奥をうかがえないミュージアムの入口に立ち、JPタワーだから郵便関連の博物館と決めつけ中にはいると、キリンやクジラ、ワニの骨格標本の展示に驚かされた。自然史だけでなく文化史の学術標本群、人体模型や長崎の被ばく標本と、展示物はさまざま。 展示コンセプトにある「博物学はそもそもが予期せぬ出会い、思いがけぬ発見を前提とするものだった」の通り、商業施設内で出会った骨格標本や自由な展示は予期せぬ出会いだった。 仕事帰りに「キリンの骨の下で待ち合わせ」なんていうのはどうだろう。入館は無料。 骨格標本の展示に驚き 6階の屋外庭園からは、昨年リニューアルした東京駅の眺めがいい。新たな観光スポットとして多くの日本人が見学に訪れる東京駅駅舎を、これまでにない角度、高さから眺められる。 98のショップのうちレストランは27店。「地域と東京をつなぐ」をテーマに、全国各地の名店が地下1階と5、6階に出店している。 人気旅館「扉温泉明神館」のグループ店で、長野県松本市のレストラン、「信州松本ヒカリヤ」もその1つ。名門商家を改装した施設に日本料理とフレンチの2店舗があり、初の東京進出となる。 信州自然料理をコンセプトに、KUSHIマクロビオティック認定シェフの田邊真宏による料理を提供する。料理の中心となる地野菜を中心とする信州の食材や水は、長野から毎日直送する。
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