新生ホテル椿山荘東京で内覧会
ホテル椿山荘東京(東京都文京区)は3月12日、旅行会社や婚礼プランナー、メディアなどを招き、リニューアルしたばかりの中宴会場2カ所の内覧会を行った。リニューアルしたのは27ある披露宴会場のうちの2施設。テラス付宴会場の「メイプル」と庭園内の三重塔を望む「バンブー」で、いずれも最大収容人員は90人。
テラスには庭園内の井戸「古香井(ここうせい)」から水を引く「誓いの泉」を新たに設け、披露宴では泉の水を使った家族による植樹セレモニーなども提案していく。
同ホテルは1992年にフォーシーズンズホテル椿山荘東京として開業、経営母体の藤田観光が12年末までにフォーシーズンズホテルズ&リゾーツとの提携を解消し、1月1日から現在の名称で再スタートしている。
中宴会場のリニューアルは、同ホテルが独自路線を進める上での戦略的商品づくりのひとつで、すでに1月には庭園を一望できるバスルームを備えた「ビューバスルーム」を、スイート(93平方㍍)とスーペリア(45平方㍍)の各1室、長期滞在者向けにキッチンや洗濯乾燥機などを備えたロングステイルーム(83平方㍍)を1室オープンさせている。
同ホテルには、室町中期の作とされ国の登録有形文化財になっている三重塔を擁する2万坪の庭園がある。初夏には都心では珍しいホタルが舞い、地元住民にも親しまれている。
内覧会で浦嶋幸一総支配人は、「世界をもてなす、日本がある。」「東京には、人を祝福する森がある。」と再スタートした同ホテルの2つのキャッチフレーズを紹介した。