【書評】『超一流の人の「健康」の極意』小林弘幸著
この本は私の編集体験の中で最もドラマチックに産声をあげました。国民的人気のベストセラー医師・小林弘幸先生に「読者の方々の健康観を変え、日本を明るく進化させる本をご執筆いただきたい」と書いた長い手紙をお送りしたのが1年前。ポストの前で「この願いが通じますように」と手を合わせ祈りつつ投函(とうかん)してから3週間後。そろそろ2通目の手紙を書こうとしていた矢先、先生から「心ある手紙をありがとう。教授室にお越しください」とのご連絡をいただいた日の喜びは生涯忘れません。「今すぐお会いしたい」という言葉を呑(の)み込み、数日後に教授室に伺いました。