鳥取県智頭町でスノーシュー体験 町がモニターツアー実施
鳥取県智頭町でスノーシューが楽しめる。町観光協会が今シーズンから始めた。現在、鳥取市まで見渡せる稜線をトレッキングするモニターツアーを行っている。町の面積の9割を森林が占める智頭町では、森林セラピーや森のようちえんなど森を生かした様々な取り組みを行っている。スノーシューは、冬にも森に親しんでもらおうと智頭町観光協会が導入した。
モニターツアーは、2月24日と3月2日に実施する。町の中心部から、萱葺き屋根の古民家が残る板井原集落を往復する。広葉樹、針葉樹と植生の異なる雪の森には動物の足跡が残り、普段は見ることができない冬芽なども観察できる。稜線からは智頭町を一望し、晴天であれば鳥取市、日本海が望めるという。森の中での昼食は、味噌汁を現場で調理し、手づくりのおにぎりを頬張る。朝9時に智頭駅前の観光協会に集合し、15時に戻る全行程、ガイドが同行しスノーシューの歩き方、冬の森について解説する。
参加費は1人1千円。スノーシュー、ストック、スパッツなどのレンタルはセットで2500円。
智頭町観光協会ではスノーシューなどを30セット購入しており、モニターツアーとは別にグループの体験トレッキングを受け付ける。最大20人までで、すでに四国の旅行会社を通じ参加した20人規模の体験ツアーを行っている。
町山村再生課の芦谷健吾さんは「智頭町の森は、鳥取砂丘をつくり日本海に注ぐ千代川の源流です。農家民泊による前泊、後泊も可能です。スノーシュー体験の翌日は、宿場町散策など様々なプラン設定も可能ですので、ぜひお問い合わせください」。
問い合わせは、智頭町観光協会TEL0858-76-1111または智頭町山村再生課TEL0858-75-3117。