瀬戸内の多島美映える別府航路クルーズ フェリーさんふらわあ(1)
かつて関西から別府温泉への新婚旅行や修学旅行に利用されていた阪神・別府航路。最盛期の1970年代には別府航路だけで232万人を運んだ記録も残る。航路開設100周年記念クルーズが好調持続
2011年5月に同航路が開設されて100年を迎えたのを記念し、フェリーさんふらわあでは同年10月から「よみがえる昼の瀬戸内 感動クルーズ」を実施、12年11月までに7回運航した。朝出港して夜に着くデイクルーズは、大小1千あまりある瀬戸内海の島々の景観が楽しめるとあって、どの便も平均200人が乗船するという人気ぶりだ。
すでに13年も4月21日、6月2日、10月13日、11月3日と、4回の運航を決定している。
さんふらわあ「あいぼり」
昨年11月のクルーズには300人が乗船。神戸市の六甲アイランドを10時40分に出港した。最初の見どころになる明石海峡大橋では、あいにくの雨だったが大勢の人たちがデッキに出て橋を通過する眺めを楽しんだ。13時過ぎには小豆島が見え、この辺りから瀬戸内海の多島美が始まる。瀬戸大橋を通過したのは15時過ぎだった。17時ごろに夕陽を見たあと来島海峡大橋を過ぎ、夜は暮れていった。
明石海峡大橋の下を通過
クルーズ中の船内イベントも充実している。歴代船舶の紹介と音楽ライブ、操舵室見学、姉妹船とのすれ違いなどを行っている。今回はなかったが昭和レトロな船室の再現やちんどん屋の演奏、ワイン教室などを実施したこともある。
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