世界遺産登録へ地元愛を発信 じゃらんが富士、鎌倉とプロジェクト
地元民みんながスポークスマン―。リクルートライフスタイル・じゃらんリサーチセンター(沢登次彦センター長)は、今年夏の世界遺産登録へ準備を進めている「富士山」の静岡県富士市、「古都・鎌倉」の神奈川県鎌倉市と共同で「ソーシャル世界遺産プロジェクト」を立ち上げた。地元住民による情報発信で地域の魅力を伝えることで、観光まちづくりを推進していく。プロジェクトは、両市それぞれが誇る地域の文化が世界遺産登録で注目を集めるこの機会に、地元住民の"地元愛"を観光まちづくりにつなげようと企画。ソーシャルメディア「フェイスブック」を活用して地元住民が地域への愛着や魅力を発信することで、地域イメージのブランド化や"誇り"の定着につなげたい考えだ。
また、地元愛が高まれば、住民のまちづくりへの参画が促され、世界遺産登録後の観光ホスピタリティ向上、観光客のマナー向上、持続的発展へ―という良い流れの創出も描く。
情報発信は1月28日にスタート。市民であることを問わず地域を愛する人なら誰もが富士市「ふじ氏」、鎌倉市「かまくらさん」という"情報発信市民"に任命可能。フェイスブック上でPRし、情報を伝播させていく趣向だ。
「ふじ氏」は3776人、「かまくらさん」は1192人というそれぞれ縁の深い数字を募集人数に設定。参加応募方法は富士市がhttp://www.city.fuji.shizuoka.jp/hp/page000034400/hpg000034313.htm、鎌倉市がhttp://www.city.kamakura.kanagawa.jp/seisaku-souzou/newplan.html。