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JTB「地恵のたび」で交流促す(1) 団体向け企画商品で市場流通

JTB「地恵のたび」で交流促す(1) 団体向け企画商品で市場流通
旅行業から交流文化事業へと歩みを進めるJTB。その先陣を切る取り組みの一つが「地恵のたび」。観光と縁遠かった2つのまちで2009年度から始まった取り組みは、わずか3年で40近い市町村に広がった。団体向けの交流型旅行商品として、全国47都道府県で「イキイキ地域を訪ねる」プログラムの設定を目指す。スタート時から地恵のたびに携わるJTB西日本国内商品事業部団体企画販売課の吉田弘毅課長に話を伺った。物見遊山でなく住民との対話や学びを前面に 「地恵のたび」は、魅力的な資源はあるものの、従来型の旅行商品では取り上げにくい地域にスポットを当てた着地型ツアー。個人向け旅行では在庫のリスクを抱えるが、発注ベースの団体向けの企画商品Aユニットとすることで、市場に流通させることにつなげた。 初年度の09年度は徳島県上勝町と大阪府堺市を設定した。上勝町は「葉っぱビジネス」で注目を集め始めたころで、JTB中国四国の徳島支店からの相談がきっかけだ。堺市は、JTB大阪(当時)の堺支店が個人向け着地型ツアー「堺の遠足」に取り組んでおり、それをさらに発展させたいとの意向で実現した。 いずれも物見遊山的なツアーではなく、葉っぱビジネスで生き生きと暮らす高齢の住民との対話や、日本史上でたびたび舞台に上る自治都市・堺の歴史についてなど「学び」の要素を前面に打ち出した。農業団体や地元婦人会の視察などを受注、9件約200人の集客で静かにスタートした。 →JTB「地恵のたび」で交流促す(2) 地域の"点"を結ぶに続く 1 | 2 | 3
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