日本旅行、新中期経営計画を策定
日本旅行が2013年度―16年度の新たな中期経営計画を策定した。教育旅行やMICE、BTMなど法人営業のほかインターネット販売を強化し、13年度で見込む3830億円の販売高を16年度に4020億円に引き上げる。新中期計画は「ACTIVE 2016」。少子高齢化などによる経済低成長時代に収益基盤を確立し、社員のモチベーション向上を図るねらい。
法人営業では、新幹線が開業する北陸やJR西日本管内の関西などで着地型素材を開発するほか、首都圏や沖縄でMICE事業を強化する。個人営業では女性やシニアを重点顧客層として、JRセットプランなどの商品ラインナップを拡充する。提携販売では、全旅のネットワークによる営業空白エリアへの攻勢を強める。インバウンドはアジアでの現地営業を展開する。
また、女性を中心とした新卒者や専門的なスキルを持つ人材の中途採用を確保し、社内育成プログラムを充実するとしている。
インターネットではシステム開発に30億円程度を投資し、販売高を6割以上伸ばす。