世界のセレブに日本観光アピール　来年３月京都市でＩＬＴＭ開催

富裕層を対象とした旅行商談会インターナショナル・ラグジュアリー・トラベル・マーケット（ＩＬＴＭ）が２０１３年３月に京都市で開催される。世界の富裕層向け旅行商談会として知られ、日本では初めての開催。世界のセレブに日本の観光資源をアピールする。ＩＬＴＭは、Reed Travel Exhibitions社（本社：ロンドン）が主催。フランスのカンヌで毎年12月に開催され、富裕層を顧客とするバイヤーと高級ホテル、観光施設などが商談している。２００７年からは上海でアジア版も開催、富裕層を対象としたイベントとしてはもっとも影響力が強い商談会とされる。 今回新たにリード社が「ＩＬＴＭ Ｊａｐａｎ」を立ち上げ、観光庁や京都市が協力し来年３月11－13日に開催することが決まった。11日には、ホテルや観光施設などによる新たな富裕層向け旅行商品開発に向けた取り組みを一層促進するため、海外の専門家を招きカンファレンスを実施する。また８－11日には、海外バイヤーおよび海外メディアを三重県や岡山地域に招請し、富裕層を対象とした特別プログラムを伊勢神宮や倉敷などで紹介する。 観光庁と京都市では11年1月にスタートした「観光立国・日本　京都拠点」プロジェクトの一環として、アジア・パシフィックエリアの富裕層旅行市場に関わるバイヤーと出展社が一堂に会するＩＬＴＭの誘致を進めていた。