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古い町並みと食の連携イベント 大阪・富田林で始まる

古い町並みと食の連携イベント 大阪・富田林で始まる
大阪府富田林市で10月20日から「楽食楽まち・じないまち」が始まった。食と古民家の融合、食と農村環境の融合をテーマに、古民家でのイタリアンランチの提供や漬物づくり体験、クリスマスリースづくりなど12月1日までの土・日曜日を中心に、多彩なイベントとプログラムを行う。楽食楽まち・じないまちは、歴史的な町並みが残る富田林市寺内町が舞台。大阪府が推進する大阪ミュージアム構想の「石畳と淡い街灯まちづくり支援事業」のモデル地区である寺内町と、周辺に広がる農村をつなげ、郊外市街地と農村が連携した地域活性化につなげる。富田林市やNPO法人食と農の研究所、大阪府富田林土木事務所などで組織する農と食と観光まちづくり協議会(吉兼秀夫会長=阪南大学教授)が主催する。 明治期の民家の特色を色濃く残す旧田中家住宅では11月4日から、南河内の新鮮な野菜や地鶏を生かしたイタリアンランチが地産地消の社会実験として特別に提供される。イタリア帰りのシェフが腕をふるう一品にパン、ドルチェが付く。開催日は11月10・11・17・18・23・24日の7日間で各日限定20食。1600円。予約優先制で、下記事務局へ前日15時までに。 重要伝統的建造物群の町なみが美しい寺内町を歩いたあと、大商家で食べられていた祝い膳「寺内町商家膳」を古民家で味わい、寺内町の商家の暮らしについて山中浩之大阪府立大学名誉教授から話を聞く「じないまち歴史散歩」は11月13日と12月1日。参加費はガイド料、昼食代を含み1人2400円。 大根の収穫とたくあんづくりを体験するプログラムは、2回に分けて行われる。農薬や肥料を一切使用しない自然農法で育てられた大根を11月4日(雨天時は11日に順延)に収穫し、12月2日にはたくあん漬けに挑戦する。いずれも参加費は1人1千円で、野菜セットなどのお土産もつく。どちらか片方でも参加できるが、事務局では連続して参加してほしいとしている。 そのほか、寺内町の陶工房でアクセサリーづくり体験(11月24日)、ヒバでつくるクリスマスリースづくり(11月23・24・25日)、天然のアロマオイルでつくるオリジナル香水づくり(11月4・10日)など、様々なプログラムが設けられている。 協議会では「寺内町の町並み・暮らし・文化を通して地域資源を活用した交流プログラムを企画し、発信・PRする仕組みや体制を整えて実践することで、賑わいの創出、交流の拡大、地産地消の普及拡大を図りたい」としている。 問い合わせ、参加申し込みは、事務局(インプリージョン)06-6624-8555へ。
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