【書評】『月の名前』高橋順子文、佐藤秀明写真
月にはさまざまな顔がある。季節、天候、時刻、風景、見る者の気持ちによっても、まるで異なった衛星になる。小学館のロングセラー『雨の名前』『風の名前』『花の名前』で知られる詩人と写真家のコンビが、久々に月を題材にして放った写真&エッセー集だ。ページをぱらぱらとめくって、目をひいたカットや文章を拾い上げながら楽しむのも一興だろう。
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