【紅と白 高杉晋作伝】関厚夫(16)修行篇 師弟(四)
はたして幕末の武家がそんなことばをつかっていたのか、いささかこころもとないのだが、『遠野物語』でしられる日本民俗学の祖、柳田国男が序文をよせた『長門方言集』によると、大胆なことをする人を長州弁で「キモスケ(肝助?)」とよんだ。師・松陰は晋作にとって、まさにそんな存在だった。
日本の旅行をもっと面白くする