敵機を探れ、20世紀の「戦争チューバ」
第2次世界大戦でレーダーが発明される以前、飛来する敵機は「聴音機」の助けを借りて探知された。見かけは戦争の道具というよりも楽器に近い。
レーダーの先駆けであるこうした装置には「戦争チューバ」などの呼び名が付いた。初めて使われたのは第1次世界大戦中で、フランスや英国がドイツの飛行船ツェッペリンの探知に利用した。実質的には、聴診器に接続された巨大なホーンのようなものだった。
戦争史家で英リーズ大学...
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