孤立し見捨てられ 中国農村部の高齢者、その悲痛な現実
チン・タイシャオさん(68)にとって老年は孤独と激務の時だ。
冬は毎日早起きして近くの森で50キロのまきを集め、背負って帰る。午後にも同じ作業を繰り返す。
石炭ではなく木材を燃やすのは、中国北部の冬の凍てつく寒さを防ぐ安上がりな方法だからだ。
チンさんと妻のスン・シェロンさんは昨年、ほぼ2人だけで過ごした。2人が住む村は北京からおよそ240キロ。孤立状態となり、大部分は放棄されている。
チンさ...
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