日本人客、訪日客ともに盛り返し1.6%増 3月の宿泊旅行統計
観光庁がまとめた3月の宿泊旅行統計調査結果(第2次速報)によると、延べ宿泊者数は前年同月比1.6%増の4273万人泊だった。今年に入って増減を繰り返していたが、春の観光シーズンを迎え再びプラスに転じた。日本人宿泊者数は同1.7%増の3683万人泊、外国人宿泊者数は同0.8%増の590万人泊といずれも増加となった。外国人宿泊者数は調査開始以来、3月の過去最高を更新した。
客室稼働率は同1.2ポイント増の61.8%。旅館が1・7ポイント増の38.9%、リゾートホテルは同0.9ポイント増の59.0%、ビジネスホテルは同0.5ポイント増の77.5%、シティホテルは0.1ポイント減の80.2%だった。
客室稼働率が80%を超えた都道府県はシティホテル17カ所、ビジネスホテル10カ所、リゾートホテル2カ所。大阪は全体で84.1%と全国最高値を記録し、なかでもリゾートホテルは90.0%と極めて高い数字となった。九州は全体で同3.2ポイント増の65.6%。
4月の延べ宿泊者数(第1次速報)は同6.8%増の4113万人泊と大きく増加となった。