JR西日本×「HUNTER×HUNTER」 下関・門司港で10月15日までアドベンチャー企画
JR西日本では、アニメやコミックで人気を集める「HUNTER×HUNTER」の世界を旅先で体験できる企画を始めた。携帯電話で得られる位置情報などを使って、あらかじめ設定されたチェックインポイントをめぐる新たな観光スタイルを提案。家族連れやファンの参加を見込む。新企画は「HUNTER×HUNTER トラベルアドベンチャー」と題し、第1弾は山口県下関市と福岡県北九州市の協力を得て下関・門司港エリアで10月15日まで実施する。携帯電話のGPS機能やQRコードの読込機能を用いた旅行の提案は、JR西日本では初めて。オリジナルストーリーを用意し、下関と門司港に複数設定されているチェックインポイントで試験官がハンター試験を出題、参加者は携帯電話を用いて回答しポイントを獲得していきトラベルハンターを目指すという趣向だ。
「トラベルアドベンチャー」のチラシ© POT(冨樫義博)1998年-2011年©VAP・日本テレビ・集英社・マッドハウス
参加者は、JR西日本おでかけネットの専用ホームページで携帯電話またはパソコンから事前に参加登録をする。現地では、下関側の下関駅または新下関駅、門司港側の門司港駅に設定されているスタートポイントでチェックインしスタート。下関エリアでは海峡ゆめタワー・海響館・巌流島・みもすそ川公園、門司港エリアでは九州鉄道記念館・関門海峡ミュージアム・旧門司税関・門司港レトロ展望室のチェックインポイントをめぐっていく。両エリアすべてのチェックインポイントで課題に挑戦すると6-8時間ほどかかる。
下関・門司港エリアの課題をクリアするとハンター試験に合格し、合格者全員に参加記念品であるハンターライセンスカードが現地でもらえる。カード受け渡し場所は、合格者のみ携帯画面に表示される。また獲得したポイントを使って専用サイトに応募するとオリジナルグッズや地元特産品が抽選で当たる。
HUNTER×HUNTERは冨樫義博さん原作で、プロのハンターを目指す少年の冒険漫画でコミックスの累計発行部数は6千部を超える人気を誇る。
企画したジェイアール西日本コミュニケーションズの担当者は「約1年かけて計画しました。新しい観光のスタイルとして『HUNTER×HUNTERトラベルアドベンチャー』を機会に、下関・門司港エリアにお越しいただければ」と話す。
なお、GPS機能とQRコードの読込機能がない携帯電話だと参加できない。