JTB、2月は国内ふるわず5.7%減
JTBの2月の営業概況(グループ20社計)は、取扱総計で前年同月比5.7%減の1119億2900万円だった。国内旅行の伸び悩みが響いた。国内旅行は同11.3%減の634億5500万円。団体旅行は提携販売が微増となったが、企業が微減、組織、教育が10%以上前年を割り込み、全体で同10.1%減とふるわなかった。個人旅行はエースが同9.1%減と低調で、合計で同9.3%減にとどまった。方面別では東北が唯一前年を上回った。
海外旅行は、同0.9%増の379億1500万円とやや回復基調。団体旅行はいずれのカテゴリーも好調で、同15.4%増と躍進。企画旅行はメディア企画商品が同11.4%増となったもののルック・お買得旅が同9.3%減にとどまり、合計で5.6%減となった。方面別では中国、韓国が好調だった。FITは同10.5%減。
国際旅行は同40.0%増の63億2800万円、TRSその他は同17.4%減の42億3100万円だった。
また、訪日客向け商品の予約状況は、人員ベースでサンライズツアーが3月は同9.7%減、4月は33.0%増。イースター期間が4月中旬のため4月が好調となっている。予約サイト「ジャパニカン」は3月が15.3%減、4月が11.7%増。