旅行会社とDMO JATAフォーラム(1) 宿の予約販売に支援を期待
JATA(日本旅行業協会)が主催するJATA経営フォーラムが2月28日、東京・六本木アカデミーヒルズで開かれた。基調講演やDMOをテーマにした分科会などが行われた。DMOをテーマにした分科会は、旅行会社OBで山陰DMO「山陰インバウンド機構」の福井善朗代表理事の「地方創生の掛け声のなか、旅行会社の影が薄い。もっとスキルを生かせる役割があるはず」との問いかけで始まった。
DMOをテーマに議論されたJATA経営フォーラム分科会
島根県海士町で町観光協会が出資し設立された島ファクトリーの青山敦士社長は「島を繁盛させることをミッションに運営してきて、日帰りのできない島で、宿をいかに売るかに特化するつもりです。島宿として売ろうと決めた民宿について、旅行会社のマネージャーに、こと細かく指導をいただき、売っていただいた経験があります。今後は宿の改装や運営受託でもリスクを取っていきます。予約販売となると、すぐにネットやSNSに走りがちですが、旅行会社にかかわってほしい」と期待した。
→旅行会社とDMO JATAフォーラム(2) 着地型やランオペ―役割多岐にに続く
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