"花金"復活なるかープレミアムフライデー(2) 「旅行」の希望7割超す
プレミアムフライデー(PF)は「個人が幸せや楽しさを感じられる体験(買物や家族との外食、観光など)や、そのための時間の創出を促す」(経産省HPから抜粋)取り組みで、昨年12月には官民でPF推進協議会を設立。月末金曜日の15時退社について、経団連が榊原定征会長名でメッセージを発したり、今年1月には内閣人事局が全省庁の人事部局に対して早期退庁するよう協力要請文書を提出している。世代のニーズにあわせた商品提供を
PF導入によって個人消費の意欲が高まることが期待されているが、複数の民間企業の調査によると、過ごし方の意向でもっとも多いのは「旅行」。OTAのDeNAトラベルの調査では71%に達し、博報堂行動デザイン研究所の調査でも3割が「旅行」と回答している。
DeNAの調査では、PFの旅行先として1位は台湾17.3%、2位韓国12.8%と近場の海外が上位を占め、3位と4位には沖縄9.8%と北海道8.3%が入った。
また、博報堂行動デザイン研究所では、金曜日の午後から始まる余暇時間を利用した金曜発の小旅行を「金発(きんぱつ)ツーリズム」と命名。1泊1・5日の国内旅行の設定、40―50代男性の支持が高いユニークな小旅行(友人と行く工場見学ナイトツアーや都内下町散策、絶景夕陽撮影ツアー)など、世代のニーズにあわせた商品提供が重要だと指摘している。推進協議会でもホームページで金曜日の夕方から日曜日までの「2・5日旅」を推奨、旅行需要の喚起策としてPFに期待している。
(トラベルニュースat 17年2月10日号)
→"花金"復活なるかープレミアムフライデー(3) 旅行商品、宿プラン続々に続く
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