大学生と観光業界をつなぐ 関西観光教育コンが就職フェア
関西で観光教育に携わっている大学が連携し設立した関西観光教育コンソーシアムがこのほど「ツーリズム・ホスピタリティ業界/企業研究フェア」を開催した。会場の大阪産業創造館(大阪市中央区)には旅行会社や旅館ホテル、運輸機関など27の企業団体が出展、観光業界に就職を志望する学生約270人が参加した。参加した学生は、JR西日本や近畿日本ツーリスト、白浜温泉のむさし、小豆島国際ホテルなどのブースで個別に説明を聞いたほか、旅行業務取扱管理者やサービス介助士など資格取得の相談ブースでも熱心に耳を傾けていた。
また就活支援セミナーとして6つの企業担当者がアドバイス。このうち阪急交通社総務人事部の菅沼孝陽さんは「お客様の志向するスタイルの変化が激しく、若い皆さんのセンスを生かしてほしい」。ウィラー・アライアンスはインターンシップへの参加を学生に呼びかけ関心をひいていた。
熱心に聞き入る学生ら
関西観光教育コンソーシアムは2013年、関西圏で観光教育に携わっている大学が連携し設立した。現在11の大学と1大学の1学部・学科が正会員。観光学を学んだ学生を観光産業に輩出する機会を増やそうと、就職セミナーなどを定期的に開催している。