宿泊を増やせ!地域一体で観光熱盛り上げ 広島県三次市
広島県三次市から、市観光交流課の明賀眞佐子さん、市観光協会の松木和美さん、奥田元宋・小由女美術館の世戸浩章さん、広島三次ワイナリーの香川真澄さん、君田温泉森の泉の田邉光伸さん、平田観光農園の田邊純事さん、県大阪情報センターの福本隆之さんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、最新観光情報を伝えた。昨年の三次市は、尾道市と島根県松江市を結ぶ中国横断道(中国やまなみ街道)が全通し、入込客数が前年比で1割以上増えた。市では、今年度もさらに観光客アップ事業として市内の観光スポット2カ所以上に立ち寄ったツアーに1人あたり200円から500円を助成している。個人客には「三次でハッピー」と題し、市内に宿泊し2カ所以上立ち寄ると、その場で1千円分のクーポン券をプレゼントする。
明賀さんと松本さんは「三次市に来て、泊まってもらうために各施設さんも新しい取り組みをしてくれています」。
奥田元宋・小由女美術館は今年10月に入館者数が100万人を突破、2006年4月の開館から10年半で達成した。来年1月9日まで「魔法の美術館」、3月から4月16日は「山下清展」を開催する。「満月観賞ツアーは大阪、東京からもお客様が来られます」と世戸さん。
広島三次ワイナリーは来年3月までにバーベキューガーデンを改装する。香川さんは「今年のG7外相会合にも提供されたトモエワインをより一層楽しめるようになります」。
君田温泉森の泉では、道の駅が今年開業20周年を迎えたほか、施設周辺に散策道を整備した。田邉さんは「散策道で行ける石窟を新たな名所にしたいと考えています。宿泊のお客様は朝、三次名物の雲海観賞にお連れしています」。
平田観光農園はスイーツづくりのほか、そば打ちや味噌づくりなど地域の食材を使った体験メニューを検討している。田邊さんは「施設増設も含め魅力づくりを計画しています」という。
広島県三次市の皆さん