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バスツアー変革へ第一歩 神姫バスの新ツアーブランドは「地域の旬」と高級感

バスツアー変革へ第一歩 神姫バスの新ツアーブランドは「地域の旬」と高級感
神姫バスツアーズ(今井治生社長)は8月22日、新ツアーブランド「真結(ゆい)」のツアー概要を発表、同27日に予約受付を開始した。バスツアーのイメージ変革に挑戦するという意欲的な取り組み(本紙6月10日号既報)は、7泊8日から日帰りまで、地域の旬を求めた高級感あふれる内容で、10月21日からスタートする。「真結」は、バスツアー離れが指摘される現況を高付加価値化で打破しようという考えを出発点に、「日本のバス旅行を変える」(神姫バス・長尾真社長)とまで思いを高めた意欲的なブランド。車両は水戸岡鋭治さんのデザインによる新型「YUI PRIMA」を導入、定員を18人に絞り快適性にこだわった旅を実現させる。コースは「本当の日本を感じることができるバス旅」をテーマに、長期間の行程で各地をめぐるなど クルーズ・バスの色合いも。京阪神のアクティブシニア層をターゲットに、集客目標は10月からの半期で3千人、売上目標は1億円を目指す。 今回発表したツアー内容は10―12月催行の7本。なかでも「日本三景、三名園、三名泉7泊8日絶景の旅」は、兵庫県姫路・神戸から西は広島県宮島、東は宮城県松島まで走行距離約3千キロという長期ツアー。見どころは旬に、宿や食事も高級感と地元の味わいにこだわった。料金は1人33万円から。 ほかにも、富士山と東京、信州の紅葉、伊勢志摩周遊の宿泊コースを設定。大山や京都の秋の見どころを訪ねる日帰りコースも用意した。宿泊は旅慣れた人、日帰りは若者世代の利用も視野に入れている。 今井社長は記者発表で「5月のブランド発表で各方面から反響を得た。来年で創立90周年の神姫グループの歩み、思いを詰め込んだ。いまだかつてないバス旅を実現したい」と話していた。
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