訪日外客数、8月は13%増の205万人 年累計1500万人を突破
日本政府観光局(JNTO、松山良一理事長)によると、8月の訪日外国人客数(推計値)は前年同月比12.8%増の204万9千人で、8月単月の過去最高を更新した。夏季休暇シーズンであり、堅調だった。これで2カ月連続の200万人超え。今年1―8月の累計は前年同期比24.7%増の1605万9500人となった。1500万人突破は前年より約2カ月早い。
JNTOは8月の結果について、夏休みシーズンのなか、クルーズ船の大幅な寄港数増や航空路線の新規就航などが寄与したとしている。
市場別ではイタリアとスペインがバカンスシーズンもあり単月として過去最高、シンガポールとインドネシア、ロシアを除くそのほかの15市場が8月単月の最高を更新。中国は訪日クルーズ船の増加や航空座席供給量の増加などもあり、同14.5%増の67万7千人。韓国は同17.4%増の45万9千人と、一時の不振を脱却した。
JNTOでは9月はアジア圏で祝日に伴う連休など旅行しやすい日並びということもあり、増加が期待できるとしている。