【話題の本】『人間の叡智(えいち)』佐藤優著
■国家の危機に気づいた「本能」 直球のタイトルである。この場合の「叡智」とは、英語にすると「インテリジェンス」であると、元外交官にしてインテリジェンス(“情報・諜報”の意味もある)専門家として知られる著者は言う。他者の内在的論理を探り、断片的な知識や情報を一つにつなげて「物語」を描き出す力である叡智が、今後の日本国および個々の日本人が生き残るのに必須になるというのがその論だ。
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