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旅行意欲が上昇 JTBリポート、日本人の海外旅行を分析

旅行意欲が上昇 JTBリポート、日本人の海外旅行を分析
JTBがこのほど発行したレポート「JTB REPORT2016 日本人海外旅行のすべて」によると、2015年の海外旅行市場では近年低迷が続いていた消費者の旅行意欲が上昇傾向にあることがわかった。同レポートは、JTB総合研究所が15年の日本人の海外旅行市場について、アンケート調査や統計資料から動向や構造を分析したもの。 「旅行意欲が好転」を示す根拠の1つ目は、海外旅行に消極的な層が減少に転じたこと。海外旅行に「あまり行きたくない」「絶対に行きたくない」と答えた人の割合は合計で29.4%と前年から7.9ポイント減少した。この負の要素の減少は実に7年ぶり。レポートでは、この要因に燃油サーチャージの下落や円高傾向などを挙げている。 2つ目は、海外旅行者数の前年比と出国率の動向という実績面から。15年1年間の海外旅行者数は前年比4.1%減とマイナス成長が続くが、9―11月の出国率をみると下げ止まり、上昇傾向すらうかがえる。これも燃油サーチャージの下落や円高傾向などプラスの要因が押し上げたか。 旅行意欲の面では、海外旅行希望率が多くの性・年代で前年からプラスに。特に未婚女性は、旅に積極的な回答が同15.2ポイント増の45.8%、旅行希望率は80.4%と旺盛な意欲がみてとれる。 レポートは同研究所ウェブサイトで販売。
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