「TPP交渉入り、期限は区切らず」枝野経産相インタビュー要旨
【電気料金値上げ】 「他の電力会社からの申請も東電と同じ方針で厳しく査定する。経産省の専門家委員会に諮るが、申請の有無にかかわらず、まず電力会社がみずから高コスト体質を改めるべきだ」 【核燃料サイクル】 「(8月に決定予定の)電源構成に占める原発比率が決まらないと本格的な議論はできない。年内をめどに結論を得たい」 【発送電分離】 「競争を促すため、発電会社と送電会社は別法人にするべきだ。一方、安定供給のため、送電計画の立案と送電事業への投資は同じ組織がやった方がよい。現段階では(双方の条件を満たす)法的分離が望ましいと思う」 【環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)】 「あくまでもアジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)をどうつくるかが大事。TPPはその戦略の1つに過ぎず、これに固執するつもりはない。(交渉入りを)いつまでにという期限を区切る話でもない」