ヨーロッパなど海外旅行復活へ商品充実　日本旅行の下期商品

日本旅行は、海外パッケージツアー「マッハ」「ベストエクセレント」「ベストツアー」の２０１６年下半期商品（10月―17年４月出発、東京・大阪・名古屋発） を７月から順次発売している。東京発では、上期からスタートした希少性や企画性、テーマ性の深耕による「本物の感動と満足の旅」をさらに追求。海外旅行保険や日本語救急サービス、東京・大阪に旅の情報デスクを設置するなど安心・安全面にも磨きをかけた。 方面別では、円高傾向や燃油サーチャージ低下を海外旅行復活の契機と捉え、長らく低迷が続いたヨーロッパ方面をフィーチャー。「ジルヴェスターコンサートを鑑賞するウィーン」や「音楽と芸術に酔いしれる中欧」など音楽を楽しむコースを充実させた。また、イベリア航空が新規就航するスペインでコース数を前年同期比26％増の29コースに増やし、旅の幅を拡大した。 ヨーロッパに加え、アジア、アメリカ、下期が旬のオセアニアを重点方面に設定。アメリカでも「ニューヨーク・フィルの演奏とオペラを楽しむニューヨーク」と音楽の旅を勧め、アジアでは「ランタン祭り」へ誘う台湾・香港の旅を設定した。オセアニアでは「野生動物の楽園カンガルー島とアデレード・シドニー」「エアーズロック・シドニー」といった新商品を登場させた。 下半期の目標人員は対前年比20％増の10万８５００人。