塩尻市で初の着地型ツアー実施 信州・長野観光協会
社団法人信州・長野県観光協会が初めて着地型旅行商品を造成、7月20日から販売している。第1弾は塩尻市観光協会などと連携した「ワインの里・信州塩尻『桔梗ヶ原・ワイン号』」。9-10月に実施する。商品はJR塩尻駅発着で、ブドウの産地でワイナリーも点在する塩尻市・桔梗ヶ原をバスで巡る。
Aコースは「塩尻ワインを極める!ワイナリー三昧の旅」。国際コンクールで数多くの入賞実績がある塩尻ワインの3つのワイナリーを見学、そのうち1つは人気漫画「神の雫」に登場したワインを醸造している。製造工程をビデオで学んだりブドウ畑、地下カーブなどを見たり試飲もする。11時30分に駅に集合し、15時10分ごろに戻ってくる。実施日は9月8・15日と10月13・20日。料金は昼食付きで1人2980円。
Bコースは「塩尻満喫!ワイナリーと旬のブドウ狩り・奈良井宿散策」。Aコースのワイナリー見学に、桔梗ヶ原でのブドウ狩り体験や中山道・奈良井宿の散策を付加した。奈良井宿では江戸期から続く旅籠で郷土料理の昼食を食べる。10時40分に塩尻駅に集合し、帰着は16時30分。9月16・22日と10月14・21日に実施する。料金は同5980円。
いずれのコースも塩尻市観光協会の職員がガイドとして同行する。定員は20人で、最少催行人員は6人。ウエブサイトさわやか信州旅ネットから申し込みできる。
同協会では、今後も県内の市町村などと連携し地域資源を生かした着地型旅行商品の開発、販売に取り組み、都市圏の旅行会社が販売する宿泊プランなどにオプショナルツアーとして利用されることも目指す。